無人島に漂流、文明崩壊、戦争勃発、と突然こんな設定が頭によぎる。
さて、そんな状況下で生き残りを想定して一人盛り上がるのは男のサガ。
今で言う中二病は昔から大勢の男が患う妄想だ。
漫画家達は、そんな男心を見越してサバイバルの知識が盛りだくさんに詰めこんだ作品は大変に多い。
読んでおけばイザ!という時に身を助けるかも知れない?情報満載な漫画を紹介していく。
水を作れ!火を起こせ!サバイバルなオススメ漫画達。
有名、マイナー問わず、サバイバルに役立ちそうな漫画は全て紹介したいと思っている(随時更新)。
Kindle版なら序盤は無料のモノ等も有るのでとりあえず読んでみる事も出来るのでオススメ。
サバイバル さいとう・たかを
何と言ってもまずは、タイトルそのものがサバイバル。
さいとう・たかをの名作だ。
設定としては地震により世界は崩壊、主人公は旅行先で一人生き残る。
序盤では主人公のサトルは東京の家族に会いたい一心で無人島でのサバイバル生活を開始するのだが・・
サバイバル漫画の決定版と言っていいほどの知識の量である。
とりあえず、読んでおけば間違いなしの名作。
サバイバル~少年Sの記録~
こちらは先程のさいとうたかおのサバイバルの現代版リメイクバージョン。
スマホ等のアイテムも登場し現在進行形の世界が舞台となっていてコチラもおもしろい。
序盤のストーリーは殆ど同じ設定だったが、現在は米軍等の絡みなどより世界観は読んでいて今の読者にはリアルなモノとして伝わるだろう。
読みたい人は現在はピッコマでも読めるので読んでみるといいだろう。
山賊ダイアリー 岡本健太郎
現役猟師、兼マンガ家の岡本健太郎の実録猟師漫画。
私はこの漫画で猟師免許に興味を持った。
食べれるモノは本当に何でも捕って捌いて食べている。(カラスも食べていた!!)
日常生活では味わえない事盛りだくさんの実録エピソードが独特の淡々とした心情とタッチで描かれていて非常におもしろい。
一巻はKindleで無料で読めるのでサバイバルモノやキャンプ好きはとりあえず読んでみるとハマるだろう。
自殺島
自殺未遂者達が政府によって現在は無人島と化した島へと送り込まれる。
その島は政府は一切の管理をしない、すなわち法律さえ無い島。
彼らは自ら死を選ぶ事も出来るが、島で生き続ける事を選ぶ事も出来る。
生きる事を決意した人々は過去に暮らした人々の建築物や廃材なども利用し魚を捕り野菜を作り暮らす事を決意した。
辞めたはずの集団生活を再び初めた人間達は・・・
人間の生についての本質、自然との関わりを描いたサバイバルとヒューマンドラマの合わさった名作。
Kindle版では現在3巻まで無料で読むことが出来てオススメ。
ゴールデンカムイ
八億円相当のアイヌの埋蔵金を巡り… 日露戦争の英雄不死身の杉元とアイヌの少女アシリパ、二人の前に立ち塞がるは… 凶悪な死刑囚集団、北の最強軍隊第七師団、巨大ヒグマ!!! 圧倒的な北海道の大自然を舞台に、繰り広げられる生存競争!
AMAZONより引用
現在ヤングジャンプにおいて連載中の名作。
かつてこれほどアイヌ民族の暮らしぶりを詳しく書いた漫画は無かったと思う。ストーリーが面白いのはもちろんだが生物を捕まえる知識だったり、アイヌの食事についてもかなり詳しく書かれている。
読んでおくだけでアイヌ民族の罠猟まで知られるのでサバイバル好きにはオススメ。
また、登場人物の殆どは実在のモデルがいて、凶悪犯罪者から軍人や武士、柔道家までいる。そんな人物達が惜しみなくストーリーで躍動しているので歴史好きにも堪らない内容になっている。
ファブル
鈍色の愛銃ナイトホークを手に、“殺し屋ファブル”が町にやってくる──!!
どんな敵も鮮やかに葬り去る“殺しの天才”通称ファブルは、相棒の女とともに、日々、裏社会の仕事をこなす日々‥‥。
だがある日、ボスの突然の指令を受け、“○○○”として、まったく新しい生活
を送るハメに‥‥。
amazonより引用
Dr.STONE(ドクターストーン)
まんが 新白河原 ウーパ!
作者本人が自ら東京ドーム一個分の雑木林を切り開き自給自足を目指す過程を描いたエッセイマンガ。
電気なし、ガスなしの生活ながらも楽しくもサバイバルな日々が描かれている。
このマンガの内容は単なる田舎暮らしとは訳が違う。
読んでいて、この生活を本当に実行する作者はスゴイと思う!!
また舞台は福島県で、もちろん3.11の震災時の事も描いてある。
AKIRAの大友克洋のアシスタントをしていた事もあり画力も高く、リアルな体験が伝わってきくる。
もし山で暮らしたい人がいるなら絶対に読んでおくマンガだと思う。
また釣りの参考になることも間違いないので釣り好きには特にオススメ。
創世のタイガ
自殺島の森 恒二が現在連載中の漫画。
タイムスリップした先は恐竜の生きる太古の時代。
マンモスも居ればクロマニョン人もいる。
そんな中でアンニュイな青年のタイガは生きる喜びを感じながら生活を始めようとするが・・・
自殺島は現代だったがコチラは太古の地球。
前作の自殺島にも見られたように作者が描くサバイバルの知識はどれも為になるモノばかり。
創世のタイガでは自殺島になかった自然界における動物の習性などが詳しく描かれていて好きな人はハマる世界観の漫画だ。
MASTERキートン
言わずと知れた浦沢直樹の名作。
考古学者と元SASのサバイバル教官の顔を持ちながら、生活の糧は保険調査員(探偵業)という設定の主人公のキートン。
現地で手に入れられるモノで即席の武器を作るなどサバイバル面での知識は相当にマニアックで男心がメチャクチャくすぐられる。
私の周りには、この漫画に影響を受け考古学への道を進んだヤツもいる。
それくらいハマる人はハマる漫画。
読んでない人がいるのなら絶対に読んでほしい漫画の1つ。
あと連載終了後に1冊だけその後のストーリーが描かれたコミックが発売されている。
MASTERキートンファンには堪らない1冊だ
まとめ
どれも色々な事を想定した非常時には絶対に役立つ漫画を特集しているハズだ。
日本は災害大国で本当の非常事態にはスマホも電話も役に立たない。
非常事態に対する経験値など積み重ねたくは無いものだが、せめて知識くらいは身に付けておいて損はないし、紹介した漫画はどれも面白いものばかりなので是非読んで欲しい。
さらに、興味のある人向けにサバイバルグッズを特集した記事もある。
基本的にコスパの良い商品ばかり特集して、手軽に揃えられるモノばかりなので、ちょっと覗いてって頂けるとありがたい↓