目は口ほどにものを言う・・
確かに相手の表情を探るときに基本的に人は目を探る。
つまり、目は老顔の印象をいっそう強くしてしまう原因の一つ。
そして目の印象を大きく左右しているのがまぶた(瞼)である。
若い頃はしっかりと見開いていた目も加齢によりまぶた(瞼)の筋肉も弱っていく。
ここで、厄介なことは、まぶたの筋肉が弱まるとだんだん視界が上から狭くなっていくという事だ。
年配の人の顎の上がっている印象はないだろうか?
あれは目を開くのが億劫になっているから顎を上げて視界の下の方に対象物を持ってきてしまう癖がある為だ。
その様に物を見る癖が付いてしまうまえに、まぶたを筋トレして見た目も能力も若く保ちたいと思う。
まぶたの老化チェック
まず、まぶたが現在どれくらい老化しているか?をチェックしてみる。
チェックする点は二つ
- 目と眉毛の間が昔より窪んで(奥目な印象になって)ないか?
- 目じりが下にたるんでいないか?
どちらもトレーニングで解消できる点なので、まずはチェックみよう。
くぼみ・たるみ
目のくぼみ
鏡の前ってちょっと決め顔にしまいがちだがそれでは意味がない。
ここで行って欲しいのは、自分の横顔を写真を撮ってみるという事。
普段の姿勢のまま目線はまっすぐ前を見てカメラも出来るだけ目線と同じ高さで一枚撮ってみる。
若いときの印象と比べてどうだろう?くぼんではいないだろうか?
目じりのたるみ
上まぶた、下まぶたどちらも加齢と共にたるみやすいところ。
まず、上まぶたのたるみを簡単にチェックしてみよう。
(このチェック方法にあてはまるのならかなりの劣化と考えるべき)
まず眉毛を人差し指で押さえて固定しオデコの筋肉で目を開けないようする。
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その状態で目を開く
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その状態で鏡を見て黒目の中心にまぶたがかかっていないか?
この上記二つの老化を起こしやすい原因は、どちらもまぶた(瞼)の皮の薄さに起因する。
つまり皮が薄いせいで筋肉の衰えも目立ちやすくなってくるという訳だ。
特に痩せ型の人などは目のまわりの皮下脂肪も少なくより顕著に現れやすいと思う。
また血行が悪い場合も目の下にクマが出来やすい。
これも凹凸こそないが老けてみえるのでトレーニングをすれば、筋肉も鍛えながら血行もよくなるので解消できる。
まぶた筋トレのタイミングと注意事項・・
まずは、まぶたの開閉に使われている筋肉は二つあり、開ける筋肉が眼瞼挙筋、閉じる筋肉が眼輪筋という。
このトレーニングでは、この二つの開閉の為の筋肉と、それに付随する筋肉も鍛えるようにしている。
付随する筋肉も鍛える事で、一部分に偏ってシワが入る事を防止する。
このトレーニングを行うタイミングは、血行の良い風呂上りが一番効果的だ。
とくに女性は必ずメイクをしてないタイミングで行う事。
そしてこの注意事項は必ず守る事。
- 絶対にコンタクトを装着した状態では行わない。危険なので(ソフト・ハード共に)外して行う
- ドライアイなどの診断を受けている場合は眼球に傷の入りやすい状態なので止めておく事。
まぶた筋トレ
- 目を大きく開き、強く閉じる。これを素早く10回
この運動は目の周り全体に効きますね。次から行うためのストレッチも兼ねている。
- 眉毛を人差し指で固定して出来るだけ上を見る。5秒
先ほど、目のたるみチェックで行った状態から行う。
この動作は上まぶたに効果が有るのと同時にオデコの筋肉にも効いてくるので目全体をリフトアップさせる効果もある。
- 目じりを軽く人差し指で、上と真横にずらし目を閉じる。各5秒
この運動は強く引っ張り過ぎないように行ってください。シワの原因になりますし目の周りの筋肉は繊細なので必ず軽く行ってください。(目じりを下にずらさないでください!上まぶたの目じりのシワの原因になりやすいです)
上にずらした場合は上まぶたの内側に効いて、真横にずらした場合は内側の上下に効きます。
- 下まぶたを軽く下げて目を閉じる。5秒
分かりやすく言うと両目とも、あかんべーした状態で目を閉じる感じですね。
上まぶた全体に効きます。
この運動も、あまり強く下に引っ張ってしまうと上まぶたの左右の端にシワが入ってしまうので軽くさげて負荷を調節しましょう。
トレーニング後のケア
ここでは筋トレ後のケアです。
どんな筋トレでも必ず行った後にはストレッチや冷やしたりしておきますよね。それと一緒です。
ここではタオルを使って温熱ケアを行います。二本のタオルを用意しましょう。
- 二本のタオルどちらも水に着けて硬くしぼってやる。
- 片方のタオルを電子レンジなどで温めて40度ほどにする(蒸しタオルです)。
- 温まったタオルを3分くらい目の上に乗せ目の周りを暖める。
- もう一つのタオルと交換して冷やす
この、3と4を繰り返すと、より効果的です。
このケアは筋トレ後だけでなく目の疲れも取れますので、仕事中に目が疲れた時や、朝起きてクマの酷い時にもオススメですよ。
まとめ
目の印象はいつまでも若く保ちたいもの。
最近は生活の中でどんどん目を酷使しますし、スマホの影響で一転集中に画面を見つめ目をあまり動かす事が無くなってきた。
これは目の老化の要因の一つでしょう。
目のまわり、まぶた(瞼)の老化で自信を無くすと人と目を合わすのもためらってしまいます。衰える事のないように、まぶたの筋トレでそんな事にならないように気を付けよう!!