(2017-11-21追記 最後にアニメ予告動画をリンク有り。)
漫画・刻刻は抜群におもしろい。
現在連載中のゴールデンゴールドもオススメだがまず堀尾省太の漫画と言えば刻々だ。
2018年度にはついにアニメ化も決定している。
漫画・刻刻について
作者は堀尾省太。私は読み終えた後に知った事だが、刻刻がデビュー作となっている。
はっきり言ってデビュー作と言う事に驚いた。
理由は完成度。世界観も抜群で話のテンポも良いしちょっとしたキャラ設定も良い。
ここまでの完成度を持った作家はそうはいないと思った。
モーニング・ツーで連載されていたようだが、どちらかといえば単行本派の私は完結してから読んだ。
そして、その日のうちに全て読んでしまった。
全8巻で短いかな?と思ったがそれ以上に十分な濃密なストーリーだと思った。
ストーリー あらすじ
あらすじを紹介しようと探してみるとWikipediaのあらすじでは少し難解だったのでAMAZONより引用する。
佑河樹里は失業中の28歳。家では父・貴文と兄・翼、じいさん三代のダメ男がヒマを持て余している。ある日、甥・真が翼とともに誘拐される。身の代金を渡す期限に間に合わなくなった時、じいさんは佑河家に代々伝わるという「止界術」を使い、世界を“止めた”。 だがあり得ないことに、救出に向かった先で樹里たちは自分たちの以外の“動く”人間に襲撃される。そしてパニックの中、異形の存在「管理人」が現れ、襲撃者の一人の頭を捻り潰した。
謎の宗教団体・真純実愛会にさらわれた家族を救うため、樹里たちは祖父がひた隠しにしてきた術を使い森羅万象が止まった世界「止界」に飛び込む。 だが、誘拐犯たちのアジトに乗り込んだ樹里たちは、自分たちと同じく、止界の中で動ける者たちに遭遇する。 異形のモノが跋扈する世界を抜けて、元の日常に戻れるのか?
AMAZONより引用
この家の面白いのは家族に無職率が高いという部分。
主人公の兄は引きこもり気味、父は少し面倒くさがりの駄目親父、祖父は頑固者の年寄りといった感じ。
で家の雰囲気は当然こんな感じ・・

刻刻一巻より
こんな覇気の無い家庭が止界といういわば非日常に入っていくのである。そして宗教団体と抗争を繰り広げなければいけない。
ジャンルや世界観について
この漫画、ジャンル分けをするとすれば何だろうと考え込んでしまう。
ミステリーやホラーでもなくアクションでもない。ちょっと言葉が見つからないジャンル。
世界観や設定は街中が舞台になっている。都会でもなく田舎でもない。
きっと一番適切なのは、どこにでもありえるベッドタウンだろう。
そのベッドタウンが舞台で止界での抗争が描かれる。
個人的に止界の中に現れる管理人のデザインがフィギュア化して欲しいくらい非常に好きだ。

http://konomanga.jp/special/16341-2より引用
作者の堀尾省太は和風なモノに魅力を感じるのだろうか、現在連載中のゴールデンゴールドの登場キャラであるフクノカミも個人的に好きなデザインである。
絵柄・ストーリーのテンポや伏線について
絵はとても見やすくキャラの描き分けもしっかりとしていて読んでいて疲れる様な事はない。
ストーリーはかなり引き込まれて読める。妙に引き伸ばすようなダラダラしたような部分は無い。とにかく読んでいれば続きを早く!となってしまう人が殆どのはずだ。
強いていえば敵である宗教団体の中の登場人物達が敵か味方か?といった部分があるが普通に読んでいれば大丈夫。
また伏線は多いが全て最後にはキレイに回収されていく。なんか謎が残ったままに終わるなんて事は無い。
また番外編として『刻刻』番外編―300日後という短編が発売されている。
これも人気だったから後から付け足したような感じでは無くストーリー上に違和感なく読める。本編の余韻を味わうにはうってつけで是非よんで欲しい。
たしかKindleで100円程でよめるはずだ。
マトメ
読み終えた後になんかムズムズする漫画。
さすが水木しげるが生前に80点(近年最高点)を着けた作品だと思う。
不思議な世界観、空気感をもった作品だ。
私は今もっとも好きな漫画家の一人、堀尾省太の作品。
もし読もうか迷っている人がいるのなら、アニメ化まで待たずに先に是非漫画の方から読んでみて欲しい。
こちらはアニメ予告