(2018/5/8 8巻の感想を追加)
(2018/5/28 追記・・祝アニメ化決定)
(2020/1/18 追記 伏線の回収と共に完結もそろそろか!)
謎解きが苦手な私にも楽しく読めるはずと薦められた約束のネバーランド。
たしかに私のような単細胞でもテンポよく読みいってしまう内容の漫画。
謎解きのおもしろさはもちろんあるだろうが、それ以上にスリリングな展開が続いてハッキリ言ってメチャクチャ面白い。
約束のネバーランド
原作・白井カイウ
作画・出水ぽすか
原作担当・白井カイウは2015年にプロデビューした新人のようだ。
もともと漫画家志望だったようだが(約束のネバーランドの)ストーリー上、原作に力を入れる方がいいだろうと編集者が作画担当と分けたようだ。
作画担当の出水ポスカは少年ジャンプよりもさらに対象年齢の低い雑誌、コロコロコミックなどで連載をしていたようだ。
絵柄は見やすくて、スッキリしている。特に人間の表情を描くのが秀逸だと思う。
個人的に関心するのは、天使の様に振る舞った後の、何かを企む顔の表情は本当に上手い!の一言だ。
2018・5.28追記
アニメ好きなら知っているであろうフジテレビのノイタミナ枠(毎週木曜24:55)にて放送される。
この時間帯ならでは出来る表現というモノがある。
少年誌だが少々グロい部分もあるので、その部分も余すことなく表現されるだろう。
全体のあらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送る
三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常は
ある日突然終わりを告げた…
子供達を待つ数奇な運命とは…!?公式サイトより
補足
ジャンルとしては脱獄ファンタジー。
ただし、序盤はファンタジー要素少なめ。
心理戦ありミステリーありの内容でデスノートやカイジ、嘘喰いが好きな人にはかなりオススメの内容。
宣伝の動画があった。
1番物語の雰囲気が伝わると思う。↓
主要キャラの説明
能力的な特性は上の画像に任せるとして人間的な個性の方はよくある三人組といってもいいと思う。
ノーマンは心優しく他人の事を第一番に考えてしまうような性格だ。
レイはクールなようで実は熱い思いを持っているという性格。
主人公のエマは正義感の強い真っ直ぐな性格。
約束のネバーランド 1巻のあらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送る
三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常は
ある日突然終わりを告げた…
子供達を待つ数奇な運命とは…!?約束のネバーランド公式サイトより引用
一巻の感想と簡単な解説
一巻ではGF(グレイスフィールド)ハウス平和な生活が描かれていたのも束の間、あっという間に彼らは自分が管理されている事を知ってから一気に読み進めてしまう展開の連続だった。
ファンタジーな世界とあって設定は難解なものになりそうだと思ったが読んでみれば何も難しい事は無かった。
鬼の全容は全く解説等無いが、とにかくママのスキのないスキルがよく伝わってくる。
まだまだ序盤だというのにすでに展開はスリリングなものでとにかく続きが気になるというのが1番という所だ。
約束のネバーランド 2巻のあらすじ
GFハウスから「全員」で逃げ出す為の訓練を開始したエマ達。そんな彼らに監視者・クローネの魔の手が!? 更に新たな「仲間」を得た彼らを待っていたのは…。永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
2巻の感想と簡単な解説
この巻になると秘密を知らせた仲間も増えたこともあり一気に脱獄計画が進行していく。
また身内にいるスパイ、そしてそれを見つける為のトリックは上手く出来ていたと思う。
私は根が単純なのですぐに騙されていた。
また外の世界の人間との僅かながらの手がかりが出てきたりといよいよ脱獄に向けての本格始動といった感じだ。
また、クローネの描写はちょっとだけギャグが入っていると思う。
あと食用児と書いて(わたしたち)が当て字なのはなかなか凄まじいと思った。
ここまで読み進めると本当に話に引き込まれてしまう。
この巻のミステリー感はすごかった。
約束のネバーランド 3巻のあらすじ
ドンとギルダの心に生じたエマ達への疑念。刻一刻と着実に迫りくるクローネ。ついに動き出すママ・イザベラ。脱獄を前にエマ達を取り巻く状況は一変し!?永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
3巻の感想と簡単な解説
しばらく活躍したシスター・クローネ。さんざん話を引っ掻き回していたが3巻でお役ゴメンとなった。
彼女の最後はちょっと泣ける内容だった。
まぁそれ以上にママが恐ろしいのだが。
この巻ラストでは本格的にママとの心理戦という面は終わったといえる。
いよいよ正体、思惑もさらけ出しての抵抗をお互いが始める。
この巻ではミステリー面より時間制限のある中での危機感が多く描かれている。
あとチラッとだけ出てくるグランマ、まったく正体がよく分からない。
あとすっかり忘れていたが鬼の登場は少ないなぁ。。
約束のネバーランド 4巻のあらすじ
出荷を宣告されたノーマン。残された時間は、あと僅か。イザベラの策略から友を救う為、エマとレイはノーマンと共に計画を練る。3人が出した答えとは!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
4巻の感想と簡単な解説
この4巻の主人公は間違いなくノーマン。
どこまでも考え抜いていて、誰をも欺いて出荷されていった。
はっきり言って絶対に死んでいないとは思うのだが??
この巻はいよいよ計画が実際に動きだす。
どこまでも仲間たちの為に出荷されたノーマンの計画が少しづつ明らかになっていく。
ママとの戦いもついに火蓋を切られるが、あくまでハイスコアの出荷に拘るママの異常な描写が良かった。
約束のネバーランド 5巻のあらすじ
脱獄を告げる警報が鳴り響き、鬼の追手が放たれる中、僅かな手掛かりを頼りに逃走を始めたエマ達。偽りの平穏を捨て、自由を求めた彼らが目にしたのは!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
5巻の感想と簡単な解説
いよいよGF(グレイスフィールド)を飛び出して外の世界が舞台となるのがこの巻。
しかし、GFを飛び出す際のママの過去や、レイとの関係、そして最後に子供達への愛が描かれている。
ここが既刊通して1番泣ける所かもしれない。
しかし勝手な予想だがママの生死は描かれておらずきっと再び登場すると思っている。
外の世界は今までと違いファンタジー巻が満載といった感じだ。
この巻はだいぶミステリー感は薄れ、中盤からは冒険アドベンチャーと言った感じになってきて謎解き要素はだいぶ薄れてきていると思う。
約束のネバーランド 6巻のあらすじ
早急な安全の確保を目指す子供達に接触した謎の少女。彼女は一体!? 一方囮として皆と離れたレイを鬼の追手が完全包囲する。彼は再び仲間と会えるのか!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
6巻の感想
助けてくれた鬼、ソンジュとムジカの設定がなかなか秀逸だと思った。
宗教上の理由で人間を食べないというのは面白い。
まぁ最後に恐ろしい本性を吐露しているが・・
この巻でようやく外の世界の事が分かってくるが知れば知る程世界観が広すぎる。
少し連載がとてつも無く長くなるのでは?と少しの不安もある。
しかし、タイトルにも使われている約束というワード、きっと少しだけだが一つ明確になった事は確かだ。
ラストに辿りついたシェルター。こちらも色々と待ち構えていそうな雰囲気が満載だった。
久しぶりに一巻から読み返してみると序盤とはだいぶ違う漫画の匂いになってきたとも言える巻だと思う。
しかしやはり続きの気になる漫画という点、スリリングな展開と面白い事には変わりがないと言えるだろう。
約束のネバーランド 7巻のあらすじ
目的地・B06-32の地下で子供達を待ち構えていた謎の男――。彼の正体とは一体!? エマ達の冒険は次なる局面へと移る。「ミネルヴァ探訪編」新展開突入!! 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
7巻の感想
ついにというか久しぶりの人間との出会い。出会いたかったミネルヴァさんでは無かったが、彼もナンバーの付いた他のファームから脱走者だ。
しかし闇の深そうなキャラである。(通称おじさん)
ビリー・ミリガンのような多重人格という設定ではないが頭の中に一緒に脱走した仲間が存在しているようだ。
そして7巻では久しぶりに知恵者達の洞察力、裏の読み合いなどの心理描写が多い。
地下施設をやたらと脅しながら追い出そうとするおじさんとの交渉やミネルヴァを探しに行く過程での心理描写はやはり読んでいて面白い。
7巻の感想としては新しい展開の始まり、とにかく脱出が目的だった前巻までと比べると希望をたぐり寄せようと、新たなる難題に挑みだしたといったところだ。
やはりまだまだ先は長く、この先にも謎は山積みといった展開になるんだろう。
約束のネバーランド 8巻のあらすじ
悪意に満ちた企てにより、エマとレイに数多の鬼が襲い掛かる。繰り広げられる命を懸けた戦い。地獄の様な状況下でエマが決断し、そして望んだ未来は…!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
公式サイトより引用
8巻では、鬼たちの弱点も明らかになるが、やはり一筋縄ではいかない。
野生の鬼たちでは無く知性のある鬼たちの密漁ポイント(ゴールディ・ポンド)にエマは攫われてしまった。
つまり再び舞台設定が新たなるシーンの登場という訳だ。
過去の人間狩りを忘れられない鬼たちの秘密の狩場で、そこには人間の子どもたちが一定の時間を決められていて、その時間内逃げられるかどうかで命の行方が決まっている。
まぁ、このあたり言うなれば自然に近い釣り堀のようなモノか??
エマは、そこでも皆を助けようとする。
読んでいて、こんなに何でもかんでも助けようとするエマの正義感に少しこちらは疲れてしまうがやはり続きは気になる展開。
8巻は、おじさんが心を開いていく伏線の巻とも言える。
そういえば、この漫画の特徴として人間は基本的にみんな善人という設定だ
おじさんの過去の仲間ルーカスも登場し、ミネルヴァの謎はまだまだ続くが確実に目標には近づいている。
読むなら絶対に一気読み推奨だ!!
この約束のネバーランド、読むなら素直に、既刊しているモノはイッキに読む事を勧める。
正直な所、完結してから出会いたかった漫画の一つだ。
ミステリーは間をおくと忘れっぽい私は軽く前巻からの読み直しをしないとイケない・・
まぁそれでも、文句なしに楽しめる内容だからいいのだが。
まとめ
まだまだ連載は続きそうだ。
まだまだ未だ謎も多く、面白さも尽きない。
ここから、どんな風に伏線の回収や、新たなる謎が生まれていくのだろう。
完結が見えてきている。
少年誌によくある人気が有るためにダラダラと連載が続く事もなさそうできっと一つの作品として完成度の高い漫画の一つになるだろう
また気になるのはやはりアニメ。
序盤のストーリー的に区切りが着くのは5巻のGF(グレイスフィールド)を抜け出す所までをまずは描くのだろうか??
まぁ何にせよ楽しみである。